収益を上げるために定期的にやるべきこととは?

売上・利益を伸ばすのに最も簡単な方法があります。

それは、商品・品揃えの見直しや改善ではありません。
売上・利益を伸ばすのに、最も効果が大きいことは確かですから、商品・品揃えの改善はぜひ実行することをおすすめします。

ただ、商品や品揃えを見直すには、時間も労力もかかりますから、決して簡単にとは言えません。

オペレーションを変えることでもありません。
配達時間を早くするために、IT機器を導入して、作業自体を見直すことも大切です。これもやるべきことですが、お金も時間もかかってしまいます。

では、最も簡単に売上・利益を伸ばす方法とはなんでしょうか?

それは、商圏の見直すことです。

商圏は一回設定するとそのままにしておくケースが多くあります。
また、なんとなく決めていることも・・・。

商圏を設定するには、時間距離がとても大切です。
1回当たりの平均注文単価によって時間距離も違ってきますが、商圏の設定で売上も利益も変わってきます。

利益が出ていない場合は、商圏が広すぎる可能性があります。
商圏が広ければ、配達に時間がかかりますから、デリバリースタッフの数も必要です。

距離が2倍になれば、面積は4倍になりますから、単純計算では世帯数も4倍になり、販促費も4倍になります。でも、売上は4倍にはなりません。

商圏が広すぎる場合に商圏を狭めると売上は下がります。
だから商圏を狭めるには勇気が必要です。でも、利益は今以上に増えます。

 

売上が今ひとつ伸び悩んでいるのは商圏が狭すぎることが考えられます
商圏が狭いために得られるはずの売上をみすみす逃していることになるのです。

あるお店の店長は、5分で行ける範囲、10分で行ける範囲、15分で行ける範囲を、実際にバイクで走って確認しました。

すると15分で行けるエリアは意外にもあったのに出前・宅配をしていませんでした。このエリアを新たに自店の商圏にするだけで、売上は簡単に伸びていきました。

 

出前・宅配を長くやっている店に限って、商圏の設定変更をしていないことがあります。いったん商圏を決めれば、そのままにしておくことも多いのです。

その商圏を決める際には「あそこは遠いから」「あそこまでなら楽勝でしょう」と思い込みで設定しているだけかも知れません。

商圏を設定する際には地図を広げて、配達にいっている範囲を確認しましょう。
そして、実際にバイクで走ってみましょう。

商圏は生き物です。大きなマンションや商業施設、道路や鉄道によっても影響を受けます。
定期的に商圏を見直すことをおすすめします。

 

 

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