デリバリーECサイトのすすめ

松嶋菜々子さんと桑田真澄さんの息子のマットさんがバイクに乗って
「風を切って行くわよ」「切りましょう、切りましょう」のウーバーイーツのCMが気に入っています。
2人の掛け合いなんともユーモラスで好きなんです。

出前館も負けじと浜ちゃんやメルルさんのCMを流しています。

そのせいか街でも、ウーバーイーツや出前館のバイクや自転車をよく見かけます。

コロナの影響が大きいのは確かですが、CMの効果もあって、フードデリバリーはすっかり定着をしました。
それを裏付けるのが出前館が公表しているデータです。

出前館の2021年8月期のデータでは、加盟店数は8.4万店、有効利用者数は734万人、取引総額は1,627億円です。

2021年フードデリバリーサービス市場の利用金額推計は5,678億円ですから、出前館が市場全体の29%を出前館が占めていることになります。

日本経済新聞の記事では、利用者数のトップが出前館、僅差の2位がウーバーイーツです。
ウーバーイーツは数字を発表していませんが、出前館と肩を並べる数字にはなっているはずです。

店としては、配達員を自店で雇わなくても宅配ができるのがフードデリバリーを利用する最も大きなメリットです。

デメリットは、顧客のデータが店にはわからないこと。
もう一つのデメリットは、利用規約の変更です。

出前館の利用料は以前8%だったのに、現在は10%に引き上げられています。(宅配代行サービス料は別途)

宅配代行サービスを利用している店は、フードデリバリーサービスを中止すれば、宅配することできませんので、規約を守らざるを得ません。

しかし、出前館やウーバーイーツなどのサイトを利用して注文を受け、自店でデリバリーしている店にとっては、規約が一方的に改定され利用料が値上げされるのは大きな痛手です。

フードデリバリーサービスを利用して注文のチャネルを多様化することはよいことです。
しかし、他者に依存しすぎてしまうのはリスクになります。

リスクを避けるためにも、自社がコントロールできる注文チャネルを広げておくことが、大切です。

自店デリバリーであれば、注文チャネルの一つが電話注文です。
以前は電話で充分でしたが、宅配の注文形態はネットに移行しつつあります。
なかでもスマホからの注文が増えています。

フードデリバリーサービスでは、スマホ経由で代金決済もカードが主体です。

自店デリバリーの店でも、お客様の利便性を考えれば、電話注文だけでなく、スマホでも注文できるようにすることは売上のアップにつながります。

自店でスマホから注文できるECサイトを作れば、ウーバーイーツや出前館に支払う手数料10%は不要です。

独自のデリバリーのECサイトを作る費用は42万円超くらいでできます。その後の月々の手数料もかかりません。

フードデリバリーサービスの月売上が50万円であれば、利用料が5万円です。
全てのお客様が自店のECサイトに移るとは限りませんが、1/4が移行すれば1.25万円/月の利用料が削減できます。

単純計算では2年10ヶ月でEC作成料をペイできる計算です。

自店ECサイトのメリットは、お客様のデータが注文と同時に手に入るので、その後のフォローもできるように単純計算以上の効果があります。

出前館やウーバーイーツなどのフードデリバリーサービスの宣伝力も魅力的です。

それに加えて、自店ECサイトを作成することで、注文のチャネルを増やして費用を削減し、顧客フォローで売上を伸ばすことができます。

あなたのお店も自店デリバリーECサイトを作成しませんか?

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