9月の4連休前に店頭に置くメニューと店内メニューを新たに作ったお店があります。
店内に入ってくるお客様はもちろんのこと、店前を通行する人にも店に入る前に、どんな商品が、いくらで食べられるかを明確にして、お店の魅力を伝えました。
するとお客様は、店の外に置いてあるメニューを見て来店され、連日満席となり、店のスタッフもうれしい悲鳴を上げていました。
このメニューを作ろうとしたのは、コロナ第2波前の7月上旬でした。
コロナで減少した来店客を呼び戻すためには、何をすべきかを社長と幹部と共に考えました。
常連客は来店頻度も高いし、店の魅力をわかってくれている。
しかし、新規のお客様に対して店の魅力が伝えきれていないと判断したのです。
そこで、店内メニューと店の外に設置するメニューを新しく作ることになりました。
7月中旬から、商品売上・粗利益別の順位表を出して、売れる商品の魅力を1つ1つ分析しながら、店内メニューの構想を練って行ったのです。
メニューづくりで大切なのは、コンセプト作りと、商品写真とコピーです。
店内メニューにしても、出前・宅配・デリバリーのメニューづくりも工程は同じです。
写真撮影は事前に試作をした上で、何度も修正してから、本番の撮影に臨みました。
試作をしておくと、撮影時間も短く出来ますし、より売れる写真が撮れるからです。
そして、デザイナーとコンセプトやメニューのレイアウトを打ち合わせてして、メニューのデザインに入ります。
デザインが上がってくると、そのたびにチェックをして、修正点をデザイナーに伝えます。
結局、修正は3回行って、やっとOkを出したのです。
メニューの企画を始めてから2ヶ月、9月の4連休にぶつける計画で作成をしました。
やっつけ仕事であれば、1ヶ月も掛からずに店内メニューは出来ます。
しかし、それではお客様に店や商品の魅力は伝わりません。
売るためには、それ相応の準備が必要です。
それはメニューづくりだけに限りません。
年末年始対策も同じです。
あと2ヶ月で年末年始を迎えます。
飲食業の最大の書き入れ時である年末年始で売上・利益を伸ばして行くためには、今から計画をしていくことが成功への王道です。
今年の年末は、コロナの影響で大人数の宴会は少なくなるでしょう。
しかし、4名以下のグループでの宴会はあるはずです。
そのためには、何をすべきかを、今から計画し、実施していく必要があります。
出前・宅配・デリバリーも年末年始は年間最大の繁忙期です。
今年の年末年始は今までの流れを見ていると、例年以上の売上が期待できそうです。
年末年始に売上のピークをもって行くことで、総顧客数を伸ばすことができれば、その後の売上も高くなります。
しかし、繁忙期である年末年始でも、売れる店と売れない店があります。
その最も大きな違いは、準備開始の時期です。
売れている店は、10月から年末年始の準備を始めます。
売れない店は、12月ギリギリになってからやっと重い腰を上げます。
ご支援先では、10月から年末年始対策をはじめます。
仕入、仕込み、商品、価格設定、販売促進、既存客アプローチなどを計画し、早ければ11月からは実行に移しします。
しっかりとした準備をしているからこそ、超繁忙期の予約率は92%以上になり、計画的な製造・配達が出来るのです。
だから、仕入的にも人員的にも効率が良くなり、売上・利益ともに伸びていきます。
さあ、年末年始の準備をスタートさせましょう!