「美味しいものをお客様に出す為に努力、勉強、苦労はおしまずやって来ても、売上は伸びていくことはなかったんです」
「過去の成功体験から離れられずに何もお店を変えられずにいました。打つ手もひとりよがりの時代遅れのもので、売上は伸びませんでした」
「新商品の開発や既存客へのDM、インターネットへの出店、法人への営業活動、その他いろいろ試してはいるものの、決定打はなく、昨対割れが続いておりました」
はじめてお会いしたときに、このような悩みを打ち明けられた社長が殆どでした。
商人は売上が下がりはじめると、マイナスの思考に陥ってしまうことがあり、その状態で考えてもいい案は浮かびません。
そんなときには、一人で悩まずに個別相談を利用して、思考をプラスに変えることも1つの方法です。
第三者と話すだけで、堂々巡りをしていた考えが変わり、思考の幅が広がります。
個別相談だけでも、問題解決の糸口を見つけられる経営者の方もいるほどです。
また、店の現状を伺い、他社の成功の要因の話をしていくうちに「これならうちの店でもできるかも」と思われて、出前・宅配のしくみづくりコンサルを依頼される社長もいらっしゃいます。
不思議なもので、いままで悩んでいたのに、出前・宅配で売上を上げよう、利益を増やそうと決めた途端に気持ちが前向きになります。
社長の気持ちが変われば、それが社内にも広がっていき、店の雰囲気も良くなります。するとその段階で、少しですが店の売上も伸びていくのです。
しかし、これは単なる精神論だけではありません。
気持ちが前向きになったことで、あいさつが良くなります。店もきれいに掃除がされます。
出していなかったDMを出すようになり、ホームページもお客様にとって見やすいように修正をします。
このように気持ちが変わると、行動も今までとは随分変わっていきます。
出前・宅配のしくみを作って行くには「これを次回までにやっておいてください」と課題をお願いしています。
課題をやり切るのは決して楽なことではありませんが、やるにしたがって、これからの展望が開けていき、着実に進んでいる実感があるからなのでしょうが、しくみづくりに面白さを感じていただけるようになります。
たとえば、コンサルティングの第一段階では現状分析をしていきますが、当たり前だと思ってやっていたことが、お客様にとっては魅力のあることだと再認識できるため、自信をもって仕事に取り組めるようになるのもその1つです。
「あー、大変」と口では言いながらも、電話やメールから社長の高揚感がよく伝わってきます。
そして、出前・宅配しくみづくりの一つの大きな山が、商品や品揃えの決定です。
基本的には、アドバイスをしながら店サイドで商品や品揃えを組んでいただくのですが、なかには弊社から提案して品揃えに加えてもらう商品もあります。
そのための条件は品揃えに加えても全体として調和があり、店の魅力がさらにお客様に伝わる商品です。
今まで店では殆ど取り扱ったことのない商品ですから、社長や幹部からは「それは売れないでしょう」と言われます。
しかし、この商品を考えたのは単なる勘ではなく、現状分析と売上・粗利分析から導き出していますから、「試験販売の時でいいから品揃えに加えてください」と社長にはお願いをして、結果を見るようにしてもらっています。
果たしてその商品はどうなったかと言えば、「あの商品、売れてますよ」と社長には喜んでいただき、品揃えに正式に採用していただくと、弊社としてもうれしいものです。
その後は、お客様に訴求するための販売促進計画を実行して、半年から8ヶ月で、出前・宅配のしくみづくりが完成します。
そして、社長からは
「お陰様で、満足のいく売上になりました。頭を使ってどうしたら売れるか、また逆の立場(お客様)にたった考えができるようになり、経営者サイドに立った物の考え方を学びました」
「沈みかかった古い船が、見事浮かび上がり、完全リフォームしました。これからは新造船で大海原を回遊できます」
「自店を客観的に見られるようになり戦略に沿った計画をたてられるようになり、それを実行できるようになりました。そして何より変わったのは自分自身だと思っていますこんなことなら、もっと早くお願いすればよかったと思っています。今となっては売上の低迷していた時期が無駄でした」
と、こんな言葉を頂いています。
出前・宅配のしくみづくりは、自社・自店の魅力を再発見することができ、あたらしい収益の柱を作り上げていく楽しみがあります。それが、実感できれば、売上も利益も伸びていきます。
また、しくみを作ったことで、社長自身にも大きな変化がありました。
売上・利益を上げるためには、まずは行動することです。
次に、出前・宅配で、売上と利益を伸ばすのは、あなたの会社です。