売上が伸ばせる社長、売上を落としてしまう社長

 

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「日常食の宅配を強化しようと考えています」と今後の経営戦略についてご相談がありました。
この会社の社長は、既に出前・宅配を複数ブランド展開されていて、さらに業績アップを目指して新たな展開を考えていらっしゃいます。

この社長はとても積極的で、「行動すれば良くも悪くも結果がでます。そして、宅配の良いところは投資も少額で出来ますから、新規に店舗を作ることを考えればリスクは本当に少ないのです。ですから、まず試してみるんです」と今までの経験を元に、自信を持っておっしゃっています。

しかし、はじめて出前・宅配の導入を決定するまでには不安もありました。
その不安を解消するために、いままで出前・宅配で業績を伸ばした社長と同じように個別相談を申し込まれました。

売上はどの程度見込めるのか?
投資金額はどれくらい必要なのか?
商圏設定はどうしたらよいのか?
複数店舗を経営されている場合は、まず始めにどの店舗で行えばよいのか?
人材の採用と育成方法はどうしたらよいのか?

などなど、出前・宅配の導入で成功させるための情報収集と意志決定をするためのご相談です。その後に意志決定をされるのですが、「やるぞ」と決めた後の行動はとても迅速でした。

コンサルティングの中で様々な提案をさせていただきますが、その一つ一つに対してメリットとデメリットを検討された上で自店にあった方法でなすべきことを決定されます。

そして、出前・宅配で売上と利益を上げるんだという社長の想いやパワーが「出前・宅配のしくみ」を作り上げていく中でヒシヒシと伝わってきます。

しかし、個別相談をしていると、時折そうでない方にも出会います。
「販売促進は、印刷媒体だけでなく、FacebookやブログなどのSNS、ホームページやその他ネットを活用した方がよいですよ」と提案しても

「うちの会社にはネットに詳しい人間はいないし、ネットってあんまり好きじゃあないんだよね」と即答される方もいます。

これでは、できない理由を個人の好き嫌いだけで判断をしていますから、売上や利益が伸びるとは思えません。もちろんこのようなネガティブな方とは、その後お付き合いすることはありません。

口では売上・利益を上げたいと言っているけれども、現状の売上や利益で、充分黒字経営が出来ており、差し迫った危機感がなく、新たな収益の柱として検討をしていない場合には、「そうですか、考えておいてください」とお伝えするにとどめています。

ところが、売上高、原価率、利益率を伺うと、現状維持では何も変わらないどころが、売上が下降線をたどってしまうような状況にあり、早急に売上・利益を伸ばす対策をしなければならない会社や店もあります。
それでも、出来ない理由、やらない理由がすぐに口を突いて出てくる場合は、どうしようもありません。

出前・宅配に限らず、
業績を上げている社長は前向きです。やれない理由ではなく、「どうすれば、できるにようになるのか」を考えて、リスクをとって行動しています。

反対に、売上が下降線をたどっている社長は後向きです。変えいくことに抵抗があり、絶対に成功するという保証がなければ行動を起こしません。

そして、前向きな社長がいる会社や店は、社員・スタッフも明るく、前向きです。
後ろ向きな社長がいる会社は、社員・スタッフも出来ない理由をいつも考えています。

 

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