「これ面白かったよ。これ誰が書いたの?」
「ありがとうございます。私ですよ」
「うそ、店長に文才があるとは思わなかったけどな。ところで、店長はワクチンの副反応どうだったの?」
「とにかく身体がだるくて、大変でした。お客様はどうでした?」
これは、あるお店でのお客様と店長の会話です。
話題のベースになっているのは、この店が発行しているニュースレターです。
コロナ禍で少しでもお客様に安心してもらうために、店のスタッフ全員がワクチンを2度打ったことをユーモアを交えて書いたニュースレターでした。
デリバリーといえども、配達員がワクチンを2度打っていれば安心感があります。
お店のスタッフならば、お客様と接する時間も長くなりますから、なおさら安心です。
そして、お客様から「ワクチンを打ってくれれば、店に行きやすくなるんだけどな」と言われたこともニュースレターに書くきっかけの1つでした。
単に店頭にワクチン接種済みシールを貼るよりも、ニュースレターに書くことでお客様に安心な店だと強く印象付けられます。
チラシのように売り込みは一切していませんが、だからこそお客様の記憶に残り、来店の促進につながります。
新しいスタッフが入ったときには、ニュースレターで紹介をすることもあります。
そんな時には「ニュースレター読んだわよ。これからも頑張ってね」と新人のデリバリースタッフに声をかけてくれたお客様もいます。
新しい商品を作った時には、ニュースレターで、新製品開発秘話を書くだけで、売上はぐーんと伸びていきました。
それだけ、お客様は読んでくれています。
ニュースレターの内容は、時々の旬の話題、素材の解説、店のこだわり、スタッフ紹介などを書きます。
目的は、お店や店長、スタッフとの心理的な距離を縮めて、親近感をもってもらうためのコミュニケーションツールです。
特に、出前・宅配・デリバリーではお店と接点が全くない場合もありますから、店のことを知ってもらうために欠かせないツールとなっています。
ニュースレターは、出前・宅配・デリバリーの際に一緒に持って行きます。
テイクアウトでは、商品と一緒に渡して、お店ではレジ横に置いています。
また、定期的にお客様にDMとして送る場合もあります。
文章は誰でも書けるように思いますが、いざ書いてみると結構大変です。
はじめは、うまい文章でなくてもかまいません。
大切なのは、続けることです。
話題がないからと言って、1回、2回で諦めてしまうのはもったいないことです。継続することで、確実にファン客は増えていきます。
ニュースレターを定期的に発行している店では、リピート率が80%を超えています。
既存客が1回多く注文をしてくれれば、ファン客が1人でも多くなれば、売上は安定します。
10年以上、ニュースレターを続けている店は、コロナ禍でも既存のお客様に支えられて黒字経営をされています。
あなたのお店もファンを増やすために、ニュースレターを発行してみませんか。
書いてみたいけれども、文章に自信がないと思われたら、ニュースレターの作成代行をいたします。