ルーティンワーク(作業)が確実に身につく法

新しく社員やパート・アルバイトが入ってくれば、すぐにでも戦力として活用したいと誰もが思うはずです。

しかし、その思いが強すぎるとかえって作業が覚えられないこともあります。
もし、あなたの店で、次の3つのようなことをしていたら、かえって作業が覚えられなくなってしまいます。

1.いっぺんに多くを教えていませんか?

「この食材をボイルをしたら、このパックに入れて、冷蔵庫の下の段の右側に置いてね。それが済んだら、あの素材を20gずつに分けて、トレイに入れて冷凍の上の段に入れて、次は・・・」とこれだけいっぺんに言われたら、新人さん達は覚えきれませんし、必ずミスをします。

2.「見て覚えろ」と言っていませんか?

「これはこう、これはこうして、まあ見ていればやり方わかるからさ」といきなり「やって」と言われて、見よう見まねでやってみたところ「違うじゃないか!」と叱られても、どうしようもありません。
新人さんは「見ているだけで覚えられたら天才だよ」と不満に感じるだけです。

3.教えなさすぎではありませんか?

ポスティングやったことはないのに、「ポスティングに行ってきて。場所は○○1~3丁目ね」と指示されてやってみたところ、マンションの管理人さんからは「チラシ入れるな」、お客様からは「ぐちゃぐちゃに折れたチラシを入れるな」と電話でクレームがあったあとに、店長からも叱られてしまえば、こんな店でやっていられるかと無断で来なくなってしまうかもしれません。

 

では、ルーティンワーク(作業)を確実に身につけるにはどうしたらよいでしょうか?

1.まずはやって手本を見せる。

2.手本を見せながら、やり方を解説する。

3.なぜこれをやるのか、その目的を教える。

4.実際にやってもらう。(途中で口を出さない)

5.終わったら、手本通りできていたかをチェックする。

6.良い点を評価する。

7.できていなかったところは再度やり方を教えて、やってもらう。

8.一通りできるようになったら、その作業を繰り返し行う。

9.ときどきその作業をチェックし、評価する。

10.できるようになったら、新しく入ってきた人に教える。

上の10個のことを行って、ルーティンワーク(作業)を確実に身につけるのですが、その中でも重要なポイントとなることが3つあります。

1.その作業の意義や目的を教える

仕事には流れがあり、その作業はどの部分のことをやっているのか、作業の目的が何なのかが、わかっていると考えて仕事ができ、作業の精度もあがり、次の作業がやりやすいようになるからです。
そして、自分の行っている作業の役割を知ることで、お店に貢献していることが実感できるようになります。

2.良い点を評価し、できなかったところをやり直す

できた点を評価されれば嬉しいものです。自分がやったことに対しての評価はやる気を高める上でもとても重要です。
その上で、上手くできなかった点は、なぜそうなったのか客観的に説明をすることで、納得して仕事ができるようになります。

3.新人に教える

その作業ができるようになったら、新しい人に教えていきます。
ただ作業を続けることよりも、教えた方がはるかに精度が上がっていきますし、気付きも多くなるので、作業自体の改善にもつながるのです。
そして、リーダー育成のファーストステップにもなります。

商戦期前だからこそ、ルーティンワーク(作業)を確実に身につけておくことで、ミスは減り、作業はスピードアップして、売上・利益も伸びていきます。

今は、ルーティンワークを徹底して教育・訓練し、これからに備えるときでもあります。

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