納期を急かせても、良いことがない!
「間に合いますかね?」
「厳しいと思いますよ」
繁忙期前になると、ときどきこんな会話になることがあります。
何について話しているかと言うと、HPや印刷物の作成や修正の納期を早められないか、ということです。
印刷はネット印刷を使えば、コストは高くなりますが翌日納品も可能になりました。
しかし、HPや印刷物の制作に関してはどうしても時間が掛かります。
文字の色や大きさ、バランスを考えるだけでも、あれこれ考えて試行錯誤しながら完成させていきます。
ご自身でやられたことがあれば、時間が掛かることはご理解いただけると思います。
制作物の納期を急がせても、いいことは殆どありません。
・時間が短いために、制作物のレベルが低くなってしまう恐れもあります。
・内容のチェックや文字校正で、ミスが起きる頻度も高くなります。
・特急料金が上乗せわれて制作費用も高くなることも考えておかなければなりません。
・何度も変更があって、結局間に合わないこともあります。
納期を急がせてしまう原因は、
・やらなければならないと思っていても、なんとかかるだろうと高をくくっている
・間際になって、やることを思い出した。
・自分でできると思っていたができずに制作会社に依頼した。
ようするに、間際になってから発注をしてしまうことです。
キャンペーンを成功させるには?
これを防ぐには、必要になる時期から逆算をして発注することです。
制作期間はそれぞれの会社に聞けばわかることです。
それよりももっと大切な事は
HPや印刷物はどんな目的で使用して、売上利益を伸ばしていくのか、をはっきりさせておくことが第一歩です。
おせちなら、9月上旬にはHPやチラシ、ポスター等を完成させておく必要があります。
年末年始商戦用ならば、11月にはお客様にお知らせできる体制を取っておかなければなりません。
キャンペーンならば、年間計画を立てて、そこから必要な期間を逆算します。
最終地点がわかれば、それぞれの企画を考える時期も完了させる時期もわかってきます。
準備がしっかりできている企画やキャンペーンは成功する確率が高くなります。
もしも、目標に達しなかったとしてもその原因を調べて、次の企画につなげることが可能です。
急場しのぎで考えた企画は、外れることも多くなります。
そして、失敗した原因もあいまいになりがちです。
まずは、年間計画を立てて、逆算をしていくことが、売上・利益アップの王道です。