攻めこそ、出前・宅配の真骨頂

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既存店の売上を大きく伸ばしていくのは決して簡単なことではありません。
そのため、新たな売上の柱として、出前・宅配の導入を検討されている店や会社もあります。

そして、出前・宅配を本格的に導入すると、確実に売上は伸びていきます。

扱う商品や商圏特性、競合店の状況などが影響をしますが、導入してすぐに売上を伸ばす店もあれば、数ヶ月後にドカンと売れ出す店もあり、中にはジワジワと伸ばしていく店もあります。

いずれにしても、出前・宅配で売れるしくみづくりを実行すれば、売上が上昇する時期が来ます。

そして、売上が伸び始めたときに、社長が下す決断には2つのパターンがあります。

1つめは、「これだけ売上が伸びれば充分だ。予想以上に売れたので、出前・宅配を導入した甲斐があった」と満足をされるA社長に代表されるパターン。

2つめは、「せっかく売上が伸びたのだから、もっともっと売っていこう」と考えるB社長のようなパターンです。

それぞれA社長、B社長の店は1年後どうなったでしょうか?

A社長の店は、売上が伸びた時点で満足をされていましたので、現状維持で充分だと考えていました。
そのため、社長の思惑通りA店は前年比102%前後の売上になっていました。。

B社長の店は、売上アップの勢いにのって、さらに攻めの姿勢を貫きました。
販促量も増やし、商圏を広げて、攻めの姿勢を貫き、人材の募集も、設備投資も積極的に行いました

その結果、B店の売上は2倍になり、店とは別に出前・宅配専用の厨房を設置しました。さらに隣接した商圏に出前・宅配専門店も出店していたのです。
こちらも、社長の思惑通り売上は大きく伸びました。

A店とB店の違いは何かといえば、売上が伸びたときに行った社長の決断でした。
出前・宅配を本格導入して売上が伸びてきたときに現状維持でいいと思ったのか、積極的にチャンスを活かしたのかの差です。

売上が伸びているときは、店にも、お客様にも勢いがあります。

どんなに勢いがあるときでも、社長がブレーキを掛けてしまえば、売上はそこでストップしてしまいます。

しかし、ここを大きなチャンスと捉えて、攻めの経営をしていけば、売上はさらに伸びていきます。

既存店の売上はいずれ落ち着いていきます。
だからこそ、勢いがあるうちに、攻めて、攻めて、商圏内を徹底的に攻めて、市場を独占してしまうくらいの覚悟をもっていれば、売上は大きくアップします。

売上が伸びているとき、勢いのあるときには、売上に直結する販促費はもちろんのこと、作業効率がアップする厨房機器や情報機器への投資も効果があります。

チャンスを見逃さずに、攻めることが、出前・宅配の経営ではとても大切なことなのです。

そして、成功した店や会社の社長はチャンスを活かして攻め続けてきました。
だからこそ、売上・利益共に伸ばすことができたのです。

そうです、攻めの経営こそ、出前・宅配の真骨頂なのです。

 

 

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