宅配代行サービスの新規参入組である「フードパンダ」「menu」の初回割引クーポンが凄いのです。
フォードパンダは4,000円、menuは2,000円。
負けじと老舗のウーバーイーツは3,500円。
出前館は1,500円と初回利用の割引合戦になっています。
ただし、フォードパンダは初回2,000円割引で、その後1,000円割引が2回使えて合計3回。
menuは初回1,000円で、2回目が1,000円割引で2回使えるようにしています。
宅配代行サービス各社は、赤字覚悟で顧客を増やすために、割引戦略をとっています。
顧客をより早くより多く集めるためには、割引は効果的です。
宅配代行サービスは、数多くの飲食店から選べ、割安感があって、宅配が便利だと思ってもらえれば、お客様が複数回利用する可能性が高くなるから割引も価値があります。
しかし、中小の飲食店の割引は、慎重な判断が求められます。
割引をして売れると、何度も割引をしてしまうことがあります。
すると割引をしないと売れないようになってしまい、割引の率や額がどんどん増えていってしまい、泥沼に陥ってしまいます。
そんなお店のコンサルティングもして立て直してきました。
コンサルの現場でも申しあげていますが、割引を絶対にするなと言うわけではありません。
初めて注文をするお客様には割引は有効です。
しかし、割引だけをアピールしていては、割引がないとお客様はリピーターにはなりません。
あくまでも割引はサブであって、メインは商品の魅力や店の良さを同時にお客様に伝えることです。
商品の魅力や店の良さをお客様に伝えて、売上を伸ばす販売促進には6つのポイントがあります。
これはホームページでも、チラシでも、どんな販売促進ツールでも同じです。
1.一押し商品
店の中でも一押しの商品、最も売れている商品など、初回の注文ならこれだという商品を選定します。
あれも売りたい、これも売りたいと多くの商品を打ち出したい気持ちはわかります。
しかし、かえってピントがぼけてしまい一押し商品が埋もれしまいます。
2.裏づけ
素材へのこだわりや調理方法など、なるほどこれなら美味しそうだとお客様が思える美味しさの証拠を示します。
お店が当たり前だと思っていることが、お客様には美味しい裏付けになることが多々あります。
社長や店長の思いを伝えても効果的です。
3.実績
店の創業年数や一押し商品のこれまでの販売食数など客観的な事実を伝えます。
TVや雑誌などマスコミで紹介されたことや有名人など第三者からの評価も効果があります。
4.安心感
デリバリーは誰が調理しているかがわかりません。
スタッフの顔写真を載せるだけでも安心感がアップします。
お客様の声を載せるのも、初めてのお客様には安心感を与えます。
5.季節感
日本には四季があり、美味しい旬の素材があります。
お客様は季節性や旬に敏感に反応をします。
定番商品に季節感を加えるだけでも注目度はあがり、注文を増えます。
6.注文のしやすさ
販売促進ツールの目的は、お客様から注文を受けることです。
販促ツールを見ていると、電話番号が小さかったり、ネットでは注文するまでのステップがわかりづらいことがあります。
まるで注文をしなくてもいいようにも思えます。
注文をしやすくすることは、売上に直結します。
自店・自社の販売促進ツールを、販売促進の6つのポイントで見直してみてはいかがでしょうか?
いつも使っている、見ている販売促進ツールを見直してみると新たな気づきがあります。
客観的に販売促進ツールを見直したいとお考えであれば、こちらから。