コンサルティングをする上では、数値の分析は絶対に必要です。
数値を観れば、どこに問題があるのか推測が可能になります。
出前・宅配ビジネスの場合は、三・四等地でも構わない
立地不問のビジネスモデルです。
反面、商圏はある程度限られてきますので、いかにリピーターになっていただくか、育てていくかが大切な経営課題です。
出前・宅配がブームだった頃は、レベルの低かった店でもチラシを配布さえしておけば、ある程度の売上は見込めました。
しかし、ブームが去り、競合店が増えて、経営環境が変わっても、当時の成功体験が忘れられずに、そのときのままの販促だけをやり続けた店は、どんどん閉店に追い込まれています。
そんな環境の変化の中があっても、出前・宅配で繁盛しつづけている店と閉店に追い込まれた店の決定的な違いはなんだったんでしょうか?
その1つには、初めて利用したお客様が2回目も注文してくれる率に大きな差がありました。
閉店に追い込まれるのは、売上が下がっているからですが、その原因の1つに初回のお客様のリピート率が悪いことがあげられます。
売上が伸びている店は、初回のお客様のリピート率が高いのです。
販促に同じ金額を掛けて、初回のお客様の数が同じであれば、そのお客様がどれだけリピートしてくれるかで、売上は歴然と差が出てきます。
商品が一定レベル以上であることは至極当然ですが、それだけでは初回客のリピート率は上がりません。
初回のお客様を次の注文につなげるため、リピート率を高めるには、シクミが必要です。
思いつきで、単発でやっても、まぐれあたりはありますが、継続するためには、どうしてもシクミが必要になってきます。
シクミを作ってしまえば、作業として運用できますので、アルバイトでもできるようになります。経営者がやらなければならないのは、そのシクミづくりです。
試行錯誤しながら、オリジナルを作り上げていくのもいいのですが、成功までに時間が掛かってしまうことが多く、また、上手くいかずに途中で止めてしまうことも多いのです。本当は上手くいっていたのに、結果を焦りすぎて止めてしまうこともあります。
ビジネスは時間です。先手必勝、先行者利益を得るためには、早く取りかかる必要があります。
どんな方法を、どれくらいの期間、継続したら効果が出るのかを知っていて、指導できるのがコンサルタントです。