出前・宅配のコンサルティングを始めて2015年3月で13年目に入ります。
はじめて出前・宅配に関わったのが平成元年(1989年)ですから、すでに四半世紀以上が経過しています。そのときからメニュー作りに携わっていました。
そして、メニューを作るときには競合店を含めて、様々な店で必ず試食をしてきました。それも空腹の時ではなく、そばを1枚食べるなどして、ある程度お腹を満たしてからですから、結構つらい仕事です。
お腹がある程度満たされた状態でも、美味しく食べられるメニューなら、お腹が減っていればとても美味しく感じます。
いままで多くのお店で試食をしてきましたが、12年の間に美味しくないお店をコンサルティングしたことは1度もありませんでした。今までのクライアント様は全て素晴らしい商品ばかりでした。
「美味しいものを出していれば、必ず売れる」そんな気持ちでやってこられた経営者の方々が多く、商品には自信をもっておられました。
しかし、どんなに信念を貫いても売上は上がってこないことがあります。それでも売上が上がらないと「売れるためには商品をもっと美味しくしなければ・・・」と考えてしまいがちです。
さらに商品をよくするために原価率を上げても、売上はそんなに簡単には上がってくれません。
素晴らしい商品があるのに売上が伸びないのは辛いことです。
真剣に悩まれる経営者の方も大勢いらっしゃいます。
しかし、売れないのは商品に原因があるのではなく、売れない一番の原因は、お客様が商品の存在を知らないことなのです。
それをお客様に伝えないことは、店にとっても、お客様にとっても大損失です。
お客様が知らないばっかりに、大して美味しくないものしか頼めないのは、とても可哀相です。
お店にとっても、お客様が知らないばっかりに売上が上がらないのは、とてももったいないのです。
素晴らしい商品を持っていても、売る技術を知らなければ、宝の持ち腐れです。
さらに売れるように商品を磨き上げて、出前・宅配用に仕上げていけば、売上は上がっていきます。それはすでに100店舗以上のお店で実証しています。
今もコンサルティングに伺うと、多くの店でこんなメッセージがお客様からたくさん寄せられています。
これはお店にとっても、私にとっても大きな励みになりますし、やる気にもさせてくれます。
出前・宅配は、店員が説明しなくても注文が入るように1つ1つの商品を魅力的にし、品揃えも考え、その他にも様々な仕掛けが必要です。
出前・宅配で売上が上がれば、来店されるお客様も当然のように増えていきます。
それは、売る技術が、売れるしくみづくりができたからからです。
出前・宅配のしくみづくりは、売れる技術がたくさん詰まっています。