新型コロナウィルスに打ち勝つ!

新型コロナウィルスが水際対策から流行期に入ったといわれ、
2月26日には安倍首相から大規模イベントの中止や延期要請が発表されました。

これを受けて、コンサートが当日中止になるなどの影響が出ています。
今後2週間は大型のイベントは中止または延期になってしまうようです。

新型コロナウィルスが流行期の局面(フェーズ)に入り、飲食店にも影響が出ています。

中国からの観光客が多い地域では既に、ホテル、旅館、飲食店には影響が出ていました。
政府が「不要不急の外出や集まりは出来るだけ避けて」と発表した後は、飲食店への影響も大きくなってきています。

大勢で集まるのが不安だからと宴会のキャンセルも増えています。
豊洲市場では、東日本大震災ときよりも状況が悪くなっているようです。

新型コロナウィルスは目に見えず、正体がはっきりしていないために、不安ばかりがつのります。

不安だからと全く外に出ないわけでもありませんが、外出頻度は確実に減るでしょう。

外出が少なくなれば、来店客数は減ります。
しかし、その反面、在宅率が上がり、出前・宅配を利用する人は増えます。

来店客に、出前・宅配を販売チャネルに加えておけば、在宅率が高くなるときの売上減少はカバーできますし、売上の減少幅を抑えることはできます。

すでに出前・宅配を行っているお店では、チラシのポスティングやHP、メール、LINE、Facebook、InstagramなどSNSを使って、積極的に出前・宅配が出来ることをお客様にお知らせしましょう。

まだ、始めていないお店は、出前館のデリバリー・シェアリングやウーバーイーツなどの宅配代行業者を使えば始められます。

3月は引っ越しも多く、出前・宅配の需要期とも重なります。
夏には東京オリンピックもあり、家でTVを見る方が多くなり、出前・宅配の需要が見込めます。

来店客が減ってしまうことは経営的にはピンチですが、出前・宅配の仕組みを作るには大きなチャンスです。

出前・宅配でも、衛生管理には充分に注意をする必要があります。
そのポイントは5つです。

 

1.配達時にはマスクを着用

通常期のデパートなどは接客時にマスクは失礼だとして、マスク着用を禁止していた会社もありました。
しかし今の状況では、マスクをしない方がお客様が不安がられます。

マスクをしていても、お客様には目でスタッフの接客姿勢がわかります。
配達時には、きれいなマスクを着用することがお客様の安心感に繋がります。

 

2.配達前後には、手洗い

手にウィルスがついたまま目や口を触ることが感染をすることもあります。
デリバリー・スタッフも常に手を洗ってきれいにしておくことが必要です。

調理場では頻繁に手を洗っていますが、デリバリー・スタッフは商品を受け取ったら、手を洗わずに次の配達に出ることもあるので、手洗いを習慣化しましょう。

手洗いが出来なければ、アルコール消毒をします。

 

3.アルコール消毒

どんなところに飛沫が飛んでいるのかは、わかりません。
店にはアルコール消毒液をおいて、デーブルや厨房機器の取っ手などの除菌をしておきます。

ヘルメットやバイクの手袋やばんじゅう、出前用のデリバリーボックスなど、出前・宅配で使用する機器も消毒をしておきましょう。

 

4.ウィルス対策の取り組みを告知

新コロナウィルスに取り組んでいても、お客様が知らなければ、やっていないことと同じです。
お店での取り組みを、HPやSNSでどんどん発信をして、お客様にお知らせしましょう。

こんなときだからこそ衛生管理に真剣に取り組んでいることが、店の評価をあげます。

 

5.体調が悪ければ休ませる

風邪の症状が続いたり、発熱があるスタッフは休ませます。
万が一、スタッフが新コロナウィルスをお客様や他のスタッフに感染させてしまうようなことがあれば、お店の存続すら脅かしかねません。

人手不足の問題もありますが、それよりも大切にしなければならないこともあります。

そして、不正確な情報に惑わされることなく、常に新しい正確な情報を把握しておくことが大切です。

厚労省新型コロナウイルス感染症対策のHP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00006.html

 

 

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