Vol.51 軽減税率適用の影響はどうでる?

第51回青い海

「他の店は苦戦しているようですが、宅配をはじめて、売上が1.7倍になりました」こんなご連絡をいただくのは、とてもうれしいものです。

決して景気がいいとはいえないときに、既存のお店だけで、売上を大きく伸ばすことは難しくなっています。既存顧客へのフォローをしただけでは、売上を永続的に1.5倍以上にすることは簡単なことではありません。

しかし、出前・宅配・デリバリーを本格導入したことで、クライアント様のお店は売上を大きく伸ばしました。

それは、どうしてでしょうか?

他店の売上が悪くても、景気が悪くても、自店の出前・宅配・デリバリーが売上を伸ばした大きな理由の1つは、そのエリアにおいて、自店の業種や扱っている商品が真空マーケットだったからです。

真空マーケットとは、競争相手がいない状態をいいます。ブルーオーシャンとも言えます。
お客様が望んでいるのに、そのエリアには、そんな商品の出前・宅配・デリバリーがなかったからです。
競争相手がいないところに、お客様の要求にドンピシャとはまる商品が現れれば、確実に売れていきます。

こうなると市場は独占できます。
全く競争相手がいないだけでなく、同じ商品を扱う相手がいても、価格帯が違ったり、商品やサービスの質が違っていれば、そこもブルーオーシャンです。

そして、出前・宅配・デリバリーでは、エリアにより、商品により、まだまだ競争相手のいないブルーオーシャンが都心部でも、地方でも存在します。

ところが、儲かっていることがわかると次々と競争相手が現れます。
軽減税率の適用が決定されたことにより、今後は今まで以上に出前・宅配・デリバリーに本格参入する企業や店舗が増えることが予想されます。

多くの競争相手が出てきても勝ち残るためには、
いち早く、競争相手が出てくる前に、市場とお客様を奪い取ってしまうことです。
後手に回れば、市場奪回のためのコストも時間も掛かってしまいます。

出前・宅配・デリバリーは簡単にできてしまいそうですが、安易に取り組んで失敗した店も数多あります。

勝てる商品を作り、売れる商圏設定をして、オペレーションを整えたら、お客様に販促をして、固定化を図る。
このような出前・宅配・デリバリーのしくみづくりが、売上・利益を確実に上げてくれます。

平成29年4月以降は、軽減税率が背中を後押ししてくれます。

そのためにも今から、売上と利益を確実にアップさせるために、出前・宅配・デリバリーのしくみづくりをはじめませんか?

 

 

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