売上アップ、勝利の方程式

「宅配を始めたのですが、思うように売上が伸びていきません」
こんなご相談をいただく事があります。

よくよく話を伺うと、ウーバーイーツや出前館など宅配代行業者に登録しただけのお店もありました。

自店デリバリーでは、チラシを1回配布しただけの店もあります。

しかしこれでは、宅配の売上はなかなか伸びていきません。

それは、出前・宅配の売上特性によるところが大きいのです。

来店型の場合、店舗があれば、それだけで宣伝効果があります。
店の前を通る人が、店頭の看板やPOPを見るだけで集客ができます。

新たに店を作る場合には、工事中から「ここには何が出来るんだろう?」と前を通る人たちが興味をもちます。

いざ開店となれば、店頭には花が飾られたり、看板が出たりして、店頭は賑やかになります。

店前に行列ができていれば、行列がさらに人を呼び、「繁盛してそうだから、1度は行ってみようかな」という気持ちになり集客効果が高まっていくのです。

開店時はこのように多くのお客様が来店しますが、自分には合わないなと思ったり、味や価格、サービスに満足しなければリピータにはなりません。

そのため、新しいお店の売上が最も高くなるのは開店時であることが多いのです。

しかし、出前・宅配を始めても、店の前に行列ができるわけでもありませんし、お祝いのお花が飾られることもありません。

何もしていなければ、お客様は出前・宅配を始めたことを知らないのです。

チラシを1回商圏内にポスティングしただけでは、出前・宅配の売上はそれほど上がりません。

ウーバーイーツや出前館に加盟したからといって、大きく売上が伸びることもありません。

出前館に新規登録をすると「新着店舗」としてページの上部で紹介してくれるのは、有り難いことです。

それでも、店頭の看板や行列のように意識せずとも目に入ってしまうのとは違い、出前館はお客様が検索しないとわかりません。

最近、宅配を開業した店では、開店日の売上が5万円/日にもいかない状況でした。

しかし、1ヶ月後には22万円/日にまで伸ばすことができたのです。

売上を1ヶ月で伸ばした勝利の方程式は、お客様の店の認知度を高めたことです。

チラシも数回商圏内にポスティングをしました。

ポスティング業者ではカバーしきれないエリアやマンションには自店のスタッフがポスティングをしています。

そして、出前館などにも加盟しました。

お店が出前宅配の認知度を高めるためには、一定の販促量が必要です。

あのマクドナルドでも、秋から毎月1回、12月は2回チラシのポスティングがされました。TVCMでもネットでも宣伝をしています。

出前・宅配の売上特性は、来店型の店舗と違い開店したときがピークではなく、開店後から徐々に売上が上がる傾向にあります。

味、価格、配達時間、接客対応のレベルが商圏に合っていて、店や商品の魅力がお客様に伝わっていき、認知をされれば、売上は右肩上がりになります。

そして、コツコツと努力をしてきたことが、繁忙期に花開き、認知度が高まります。

出前・宅配・デリバリーを始めたのに、売上が上がらないと諦める必要はありません。

出前・宅配で売れる勝利の方程式を実行すれば、売上は伸びて行きます。

急激に上がった売上は、急激に下がることもありますが、コツコツと積み上げた売上は長く続きます。

出前・宅配は派手さこそありませんが、確実に、長く、安定的に売上に貢献できる経営形態です。

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