売れる写真を撮る法

多くの経営者がおっしゃいます。
「新しい商品を作ったんですが、数点の写真を撮るのにプロのカメラマンにお願いするのはコストがね・・・」と。

確かに新商品や季節商品を数点撮影するためにプロのカメラマンを使ったら費用だけでもかなり掛かります。

そんなときには「自店で撮影されたら、どうですか?」と提案をしています。

こう申しあげると
「いや、一眼レフのカメラはないし、どうやって撮ったらいいのか、わかりませんよ」と同じような答えが返ってきます。

自店で撮影するときに、一眼レフのカメラは必要ありません。
一眼レフのカメラだと、露出やシャッタースピード・絞り値を調整する必要があります。

もちろんオートでも撮れますが、それならば一眼レフにこだわる必要はありません。

いまは、スマホでも充分にきれいな写真が撮れます。
さらにいいことに細かな調整も不要です。

下のおせちの写真はiphoneで撮影したものです。
ネットはもちろんのこと、印刷物でも充分使えるレベルの写真が撮れます。

きれいに撮るポイントはライティングです。
プロのカメラマンは「写真は影と光です」と言います。

写真がきれいに撮れないのは、殆どがライティングが良くないからです。

自店で撮影をするのであれば、照明用のライトを購入されることをお勧めします。

私が使っているのが、LPL ホームスタジオバンクセット HB-45SA L19015 です。価格はアマゾンで15,673円です

ヨドバシカメラの通販でも買うことができます。
この金額ならがば、1回カメラマンを手配すればすぐに回収出来る金額です。

ライティングの基本は、商品の右斜め奥または背面から当てます。
これは人間の目が左上から右に流れる特性を持っているからです。

そして、美味しそうに売れる写真にするには、もう一つ大切なことがあります。
それが盛り付けです。

フードコーディネーターが盛り付けたような完璧な写真は、かえって装飾過剰になってウソくさく見えてしまいます。

かといって、いつもデリバリーで出している商品をそのまま撮影したのも、おすすめはできません。

メインの食材が美味しく見えるように、丁寧に盛り付けていただき、お店で丁寧に作った臨場感を出すことが大切です。

スマホで撮影したら、その写真をチェックすると修正する点がわかります。

例えば、とんかつならキャベツが跳ねていたり、とんかつの位置がずれていたりしたら、それを修正して撮影をし直します。

これで、お客様が見て、過剰に盛り付けられてなく、美味しそうで自然な商品写真が出来上がります。

あるお客様からのアンケートでは次のようなご意見を頂きました。
「○○店に注文したらチラシの写真とはずいぶん違っていましたが、貴店はチラシの写真と届いた商品に差がなくて安心しました」

あまりに写真と実物が違いすぎると信用をなくして、お客様はリピータにはなりません。

写真は、お店の顔です。
写真で、売上は左右されます。
ぜひ、美味しそうで、売れる商品を撮影してください。

詳しい自店での写真の取り方については、訪問型個別相談をご利用ください。
お店に機材を持って伺い、撮影方法を実演し、ご自身で撮影できるようにお伝えします。

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