自店のHPで注文を受ける

デリバリー市場が伸びた理由

日経ビジネスの記事によると、2020年のデリバリーの市場規模は6030億円(見込み値)になるようです。
2019年の市場規模が4182億円でしたから、1年で44%アップと急拡大しました。

2019年までのデリバリー市場は、年率で4~6%ほど拡大していました。
そして、2020年はたった1年で5~7年分の成長をしたことになります。

新型コロナウイスルの影響もあります。
それに加えて、IT技術の発展でウーバーイーツを始め宅配代行業が増えたことも大きく貢献したはずです。

デリバリーをしたくても、配達スタッフの手配や販売促進など宅配をする仕組みづくりができなかった店も、宅配代行業を使えば簡単にデリバリーが始められるようになりました。

しかし「宅配代行のデリバリー・スタッフには、危なっかしくて商品の配達を任せられない」とおっしゃる経営者や店主の方も少なからずいます。

もともと自店デリバリーをしているお店では「手数料が高すぎるからやらない」とも言われます。

それでも、自店デリバリーをしている飲食店では、出前館に登録をして、出前館で注文を受けて、自店で配達をしています。

 

宅配代行業に支払う手数料

宅配代行を使えば、手数料は商品価格の35%です。
注文を受けるだけならば10%ですみます。

一般的に自店デリバリーをしている店の販促費は3~8%程度です。
それに比べると出前館の手数料は10%と決して安くはありません。

かといって自店デリバリーをしているからと電話注文だけに頼るわけにはいきません。

日経MJによると、2019年の調査では電話で注文をする割合は46%でした。
しかし、2018年は電話注文の割合は58%で、1年で12%も減少しています。

これからはネットでの注文は益々増えていくはずです。

そのときに、出前館などの宅配ポータルサイトに手数料10%ずつ支払うのは割に合いません。

自店デリバリーをしているのであれば、注文受けの方法を広げて、利益率を上げることを考えることをおすすめしています。

 

ECサイトのメリット

その方法が、自店のHPから注文を受けるシステム(宅配EC)を導入することです。

顧問先からも、お客様がHPを見てから電話で注文をすることが多くなったと聞いています。

HPを見て電話をするより、HPからそのまま注文できたら、お客様の利便性も高まります。

自店のHPから注文を受けることができれば、お客様の名前、住所、電話番号、メールアドレスがわかります。

メールアドレスがわかれば、ネットを使って、お客様に直接アプローチすることができるようになります。

従来のようにDMなどを郵送するコストが大幅に削減でき、低コストで固定客化ができます。

お得意様だけが見られるページや特典も自店のHPだからこそできるようになるのです。

現在出前館などの宅配ポータルサイトからの売上が1ヶ月80万円あれば、手数料が10%ですから月8万円、1年間で96万円を支払うことになります。

この金額を支払うのであれば、自店のHPを制作して、HPから注文を受けられるシステム(宅配EC)を加えることができます。

自店のHPを見てもらうための販促費は掛かりますが、顧客の固定客化が図れ、利益額が増えることは大きな魅力です。

今後は1年で40%伸びることはないと思います。

それでも、在宅ワーク、一人暮らしの増加、女性の社会進出などの社会的環境の変化やデリバリーの便利さを知ったお客様も増えました。
今後もデリバリー市場は着実に伸びて行くでしょう。

もう宅配ECは、大手だけのものではありません。

自店でデリバリーをしている飲食店であれば、宅配ECを制作してみませんか?
小規模事業者持続化補助金や事業再構築補助金の対象にもなります。

HP制作、宅配EC制作のお問い合わせはこちらから

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