ネットや新聞でもニュースになっているように、大手外食企業も出前・宅配に参入してきています。
店舗での売上高が頭打ちになってきたときに、大きな設備投資も不要で、新しい市場と新しいお客様が獲得できるのが出前・宅配だからです。
スマホが普及し、ウーバーイーツや出前館が力を入れているシェアリングデリバリーなどの宅配専門業者が出てきたことで、出前・宅配の市場規模は大きくなっています。
いままで出前や宅配を利用したことがなくても、気軽に注文でき、美味しいものを自宅や会社で食べられる便利さがわかると、クセになるお客様も増えてきているのです。
売れるとわかれば、新たに出前・宅配を始める店も増えてきて、出前館でも新しい店舗が登場しています。
ところが、新しい店の商品を見ていると、首をかしげたくなることも・・・
まずは、商品の写真が美味しそうに写っていないのです。
たぶん、素人がスマホで撮った写真ではないかと思いますが、写真がきれいでないので、お世辞にも美味しそうに見えません。同業種の他店と比べても、写真は見劣りがします。
出前館に限らず、ホームページでも、チラシなどの紙媒体でも、写真が美味しそうに見えることが、出前・宅配で売るための条件です。
さらに、気になったのは商品です。
これも多分、店で提供している商品と同じなんだと思いますが、商品の内容も一昔前ようで古くさく感じます。価格と商品のバランスも良くありません。
出前・宅配を始める前には、商品についても売れる商品構成、価格、素材について検討しておく必要があります。
そして、店のセールスポイントが書いてなかったのです。
出前館のように同業種の競合店がひしめき合っている中では、写真とともに自店の魅力を言葉でも明確に伝えることが大切です。
コンサルティングをしたお店では、写真とコピーを変えただけで、出前館の売上が2.4倍になりました。
これだけで売上が大きく変わってきます。
出前・宅配で売上を伸ばすには、写真、商品、コピーの3つはとても大切な、そして重要な武器です。
宅配市場が伸びているからと言って、出前・宅配を始めれば、売れると安直に考えてしてしまうのは大間違いです。
出前・宅配をしていても、売上の高い店もあれば、低い店もあります。
その差は、売る技術・儲ける技術を行っているか、いないかです。