東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏をはじめ全国的にコロナの感染者数が増加しています。
感染者の70%が若者で、無症状、軽症者が多いと言っても、感染者数が増えれば不安になるものです。
ここ数日は、夜の街関連だけでなく、デパート、学校や会社内でも感染が広がっています。
これをうけて、飲み会を禁止している企業も増えています。
また、感染を防止するために外食を控えるお客様も増えるでしょう。
事実、7/15に東京都で感染拡大警報が発せられた後には、客足がガクンと減ってしまいました。
このまま手をこまねいていたら、売上は3~5月のように減少してしまいます。
6月以降回復し始めた売上をさらに上向きにするためにも、早急にすべきことがあります。
1.お客様のデータを集める
LINEの友達を増やすことでも、お客様のメールアドレスを集めることでも、結構ですからお客様とコンタクトの取れるデータを増やすことです。
4月緊急事態宣言が発出された後に、お客様に「テイクアウト始めます」と連絡をしたところ平日が7~10万円、土日なら20万円前後の売上があり、月に300万円以上の売上になった店もありました。
これだけ売上が出たのは、お客様のデータを多数持っていたこともありますが、そのベースにはお客様とお店の信頼関係があったからです。
普段からお客様とのコミュニケーションが取れているからこそ、お店が困っているときだからこそ、お客様は応援をしてくれます。
さらにテイクアウトの際には、お客様にニュースレターを渡していました。
コロナの外出自粛で気持ちも沈みがちになりますが、明るい話題や出来事をニュースレターで発信することで、さらにお客様との関係性がよくなったのです。
2.来店以外の売上を作る
テイクアウト、デリバリー、通信販売など、来店以外の売上を作っていく必要があります。
テイクアウトにしても、デリバリーにしても、店で出す商品とは違ってきます。
単純に店の商品をそのままテイクアウトにしてもデリバリーにしても売れません。
その理由は、盛り付けと調理法が違ってくるからです。
皿に盛り付けるのと包材に盛り詰めるのでは見た目が違います。
テイクアウトにしても、デリバリーにしても見た目はとても大切ですから、盛り付けもよく考えて作らなければなりません。
さらに、店ではすぐに食べることが前提ですが、テイクアウト・デリバリーは出来上がってから一定時間が経過した後に食べます。
そのため、調理方法も店で出す場合とは変える必要があります。
デリバリーで、ウーバーイーツを利用するにしても、自店デリバリーをするにしても、デリバリーで売れる商品を作らないと売上は望めません。
テイクアウト、デリバリーで売っていくためには、販売促進も不可欠です。
お店があっても、テイクアウトやデリバリーをしていることをお客様が知らなければ、売れません。
SNSを利用すれは、お客様にお知らせすることができます。
テイクアウトや自店デリバリーの場合は、チラシをまくこことも売上に大きく貢献します。
3月にあえてチラシを新聞折込した店の4月5月のデリバリーの売上は161~272%と非常に好調でした。
いずれにしても、急場しのぎでは、テイクアウトもデリバリーも売れません。
4~6月で売れた店は、来店以外で売って行く仕組みを作ったから売上が伸びたのです。
秋以降にもコロナの感染拡大の恐れがあると言われています。
いまこそ、コロナ第2波、第3波に備えて、売れる仕組みを作っておくべきです。