「平日の夜の来店数が減ってきているので宅配を導入したいんですが・・・」そんな相談も増えてきました。
来店客だけで売上を1.5倍以上に伸ばしていくのは簡単ではありませんから、出前・宅配を導入して販売チャネルを増やしていくことは非常に有効な選択肢の1つです。
しかし、出前・宅配を導入さえすれば、簡単に売上や利益がアップするわけではありません。
現状で売上が伸びていないのは、売れない理由が必ず存在しているのです。
メニューブックを見れば、価格帯や品揃え、そして核となる商品の訴求方法などがわかります。
既に出前・宅配を導入している場合には、商品別売上やリピート率、商圏などのデータがあり、これを見れば、現状の状態がわかります。
そして、個別相談などで現状を伺い、メニューブックを拝見した段階で「こうすれば売れるのになあ」とおおよその見当がつくことも多いのです。
それもあって、コンサルティングのご依頼を受ける前には、セミナーや個別相談で経営者にお会いすることにしています。
しかし、本当の目的は「出前・宅配で売上・利益を上げるのだ」という経営者の意志を確認するためです。
経営者の皆様にそんなことを申し上げるのは僭越ですが、成功への最初のステップが「経営者の熱意と思い」なのです。
ここがしっかりしていないと大きな成果にはつながりません。
「コンサルティングを依頼したんだから全部やってくれ」では到底売上は伸びていきません。それが原因で大きな成果をあげられなかったことも過去にはありました。
社員やスタッフも経営者の本気度を見ています。
出前・宅配は一人ではできません。お店や会社全体で取り組んでこそ、大きな成果が得られます。
そして、他人から押しつけられたものは今ひとつやる気になりません。
しかし、自分たちで考えてつくった商品、考え抜いた販売促進、お客様のリピーター対策であれば、積極的に行動できますし、修正すべきところもわかります。
経営者の本気度が伝わると、1~2回目のコンサルティングの時点で、お店や会社には活気が出てきます。
3回目からは、緩やかですがお店の売上が伸びてくることもあります。(そのための手も打っていますが・・・)
それは、お店や会社で改善すべきことに気付いて行動が始まっているからです。
正しい方法と正しい手順で出前・宅配を導入すれば、売上と利益は伸びていきます。そして、出前・宅配だけでなく、来店客へもいい影響を及ぼしてくれます。
今年は酉年です。
出前・宅配を本格導入して、売上・利益を”とり”込みましょう!