外出自粛で在宅率が上がっている現在、宅配を始めようと考えて、出前館やウーバーイーツに登録する飲食店が増えています。
先日、電話相談をいただいた焼肉店でも、申し込みをしたそうですが、登録するまでに2ヶ月以上、下手をすると半年掛かると嘆いていました。
そんなには待てません。
そこでこの時期に売上を上げるために、自店デリバリーを始める準備もしています。
出前・宅配を始めるにあたって大切なことは、お客様に宅配をしていることを知らせることです。知らない限りは、注文は入りません。
ネット全盛の時代ですから、Facebook、Instagram、TwitterなどSNSを使うことも必要です。
友だち登録やフォローをしていれば見てくれますが、それ以外のお客様の目には留まりません。
広く知ってもらうためには、SNSで有料の宣伝をする方法もあります。
多くのお客様に店が宅配していることを知ってもらうには、チラシも効果があります。
チラシは、パソコンやスマホを開かなくても、お客様が手間を掛けなくても、宅配できる店や商品がわかりやすく目に飛び込んで来るからです。
家族がずっと家にいて、毎日3度食事の支度をするのも大変です。
美味しいものが食べたい欲求があっても飲食店が休業または時短営業ですから、宅配のニーズは高くなっています。
そんなときに、出前・宅配のチラシが入ってくれば、通常期よりも注文率(反応率)は上がります。
お客様がどんなキッカケで出前・宅配を知ったかを調べたネットのアンケートがあります。
その結果は、チラシが24.3%、出前のサイトが20.5%、ネット広告が18.9%となっていました。
別のアンケートでは複数回答ですが、チラシが60%、ネットが60%でした。
ネットを通じても多いのですが、従来からの定番であるチラシがまだトップです。
どちらのアンケート結果からも、チラシは充分に集客の効果があります。
自店デリバリーをするなら、SNSも必要ですが、チラシを作ってポスティングをしましょう。
以前のそば屋さんが配っていたような、文字だけのチラシでも大丈夫です。
きつねうどん、天麩羅そば、カツ丼など、文字だけで商品がイメージ出来れば効果はあります。
文字だけの場合は、印刷する紙が重要になります。
スーパーのチラシのような薄い紙では、捨てられる可能性が大です。
文字だけの場合は、厚い紙がおすすめです。紙を厚くするだけで、効果が高くなります。
文字がけよりも、できれば写真ありの方が注文率は上がります。
スマホでもきれいに写真が撮れますし、ワードやパワーポイントでもチラシはできます。
ネット印刷でも飲食店応援キャンペーンを行っており、翌日でも納品が可能です。
チラシを作るときに注意をすることは、あれもこれもと欲張らないこと。
お客様にお勧めできる3品を大きくアピールすることです。
お客様が注文しやすいように、電話番号を大きく表示することもお忘れなく。
インセンティブはないよりも、あった方が売りやすくなります。
ちょっとしたことでチラシの注文率(反応率)は変わってきます。
お客様は、自分に必要なことしか目に入りません。
売れるチラシを作るポイントは、お客様目線で考えることです。