「え!また?!」
顧問先から送られてきたライバル店のチラシを見て、ビックリしました。
なんと、またチラシがパクられていたのです。
レイアウトもほぼ同じ、コピーはそのままズバリを使っています。
それも悲しいことに、そのチラシは中国の偽ディズニーランドの偽ミッキーマウスのようなレベルでマネされていたのです。
パクられるということは、売れるチラシだと評価しているからでしょうが、それにしても品性がありません!
いい作品をオマージュして参考にすることはあっても、そのままパクるとは制作者もそれを採用する経営者も、その無節操さを軽蔑します。
ただ、どんなにチラシのレイアウトをマネても、コピーをパクッたところで、売上は上がりはしません。
それは表面的なことをマネしているだけで、本質まではマネできていないからです。
弊社が、チラシやDM、ホームページを制作するときには、その店のコンセプトや魅力をどうしたらお客様に伝えられるかを一生懸命に考えています。
インタビューをしながら、依頼を受けた会社や店の経営者と一緒に、脳みそに汗をかきながら作っていくのです。
美味しそうに、価格以上の価値が出るように、商品の撮影をした上で、どの商品を、どんな目的で、そのスペースに、どんな大きさでレイアウトしていくのかを考えて制作をします。
完成したチラシを実際に配布して、売上の結果をみてから、修正をして、より売れるチラシを作っていきます。
だからこそ、店のコンセプトがぶれることはなく、お客様にお店と商品の魅力が伝わっていくのです。
しかし、このパクられたチラシを見ると掲載された商品は、その店の売れている価格帯からはかけ離れたものでした。
きっと、パクッたチラシの商品を参考にしたのでしょうが、オリジナルのチラシを作った店とパクッた店とは、店格と商圏が全く違っていますから、見当外れになっていることは間違いありません。
さらに悪いことに、いったんパクるクセがついてしまうと、一生懸命に考えてチラシを作ろうなんてことは考えなくなります。
その方が簡単で、楽で、コストも抑えられるからです。
そのため、別の店で、売れると思ったチラシがあれば、きっとまたパクるでしょう。たとえ、以前のチラシと店のコンセプトや方向性、魅力の表現方法が違ってもそんなことは関係ありません。
果たしてそれがお客様にどう映るでしょうか?
従業員がどう感じるでしょうか?
あるべきは、他店のチラシのパクりではありません。
なぜその商品はそこにレイアウトされているのか?
なぜそのコピーが使われているのか?
なぜそのお店がそのチラシを作ったのか?
その本質を理解することです。
それがわかってこそ、自店の魅力やコンセプトをチラシに表現できるのです。
そして、店のオリジナルの売れるチラシができるのです。
あなたのお店の魅力は何ですか?
自信をもってお客様におすすめできる商品はなんですか?