「ホームページを作ったのですが、売上には結びついていないんです」とある社長から相談をいただきました。
ホームページ(HP)を作ることは大切ですし、必要です。ただ、HPは待ちの媒体であることを忘れてはいけません。
チラシやカラーメニューがポスティングされたり、新聞折込がされていれば、お客様が見る気がなくても目に入ってきます。
ところが、お店のHPは、お客様自身が検索など積極的に動かなければ見てもらえません。
HPの存在を知ってもらい、検索をしてもらうために、IT企業である個人間売買の「メルカリ」やレシピを動画で見られる「デリッシュ・キッチン」「クラシル」なども盛んにTVCMを流しています。
とはいってもTVCMを流すのは多額の費用がかかります。しかし、SNSなら低額で活用でき、HPに誘導することも可能です。
Facebook、Twitter、Instagram、LINEと様々なSNSがあり、今やHPを検索するにはYAHooやGoogleなどの検索エンジンよりも、SNS経由のほうが多くなっています。
このように説明した後に「時代の流れを考えたら、SNSを活用しない手はないでしょう!」と勧めると
「やったことがないし、ネットとか、SNSはよくわからないからね」とこの段階で抵抗をされることが非常に多いのです。
チラシをまけば売れていた時代もあり、成功体験に固執してしまうことはあります。
しかし、もっと大きな理由の1つが「わからないから」「不得意だから」と自分ではできないものだと制限してしまうことです。
簡単なことでも、自分でダメだと決めつけてしまえば、進歩はありません。
そして「うちの店は40歳代以上のお客様が多いから、ネットは関係ないから」と言い訳がはじまります。
未知のことに対しては不安があるのは当然です。やろうと思って、少しかじったけれでも、よくわからなかったから、やらないと決めてつけてしまっては、できっこありません。
新しいことにチャレンジしなければ、じり貧になってしまうだけです。
もう1つが「失敗したくないから」という理由です。
全てのことにチャレンジして成功することはまずありません。
ユニクロの柳井社長ですら「一勝九敗」(新潮文庫)の中で「失敗の方が多かったが、失敗を糧にさらに成長した」と書かれています。
殆どの社長がそうであるように、思い通りに行かないからこそ、それを改善して事業を成功に導いてきたのではないでしょうか?
まずは、肩の力を抜いて気軽にやってみてはいかがでしょう!
個人で楽しむのならば、失敗もありませんし、わからなければ教えてもらえばいいだけです。
会社やお店には、SNSをやっている社員やアルバイトは多いはずです。
彼らに教えてもらえば、簡単にできてしまいます。
さらによいことに、これをキッカケにして社員やアルバイトともコミュニケーションがとれるようになります。
SNSに慣れたら、営業用としてもチャレンジしてください。
セミナーで勉強をしてもよいですし、プロに教えを乞うてもいいでしょう。
ネットをもっと活用して、ぜひ売上・利益をアップさせてください。